パソコンのウイルス対策として、基本的かつ重要な対策の1つがウイルス対策ソフトの利用です。
比較的安価で、ソフトをインストールするだけでセキュリティレベルを上げることができ、常識的なウイルス対策です。
しかし、「わが社のパソコンにはウイルス対策ソフトを入れてあるから大丈夫。」と思っていても、思わぬ落とし穴がありますので注意が必要です。
①パターンファイルといわれるウイルス検知用データは最新の状態ですか?
ウイルスは絶えず新しものが作り出され攻撃が進化しています。そのためパターンファイルも新しいウイルスに対応できるよう
アップデートしていかなければなりません。通常、ソフトが自動でアップデートする仕組みになっていますが、何らかの原因で
アップデートが止まっていることもあるのです。
②ウイルス対策機能がオフになっていませんか?
正常に動いているように見えていたが、何らかの理由で検知機能の設定がオフになっていた、また有効期限切れのまま放置
されていた例も見受けられます。
また、笑い話みたいな話も。パソコンを新たに購入し、納入ベンダーが初期設定をしてくれました。
ついでにウイルス対策ソフトもインストールしてくれましたが、それは60日間無料体験版。
当然ベンダーからは説明を受けていましたが、失念により無料期間が経過し、そのまま放置されていた例も。
ウイルス対策ソフトは鍵に例えられますが、機能していないとは施錠していないことと同じで大変危険です。
ウイルス対策ソフトが正常に動作しているか定期的に確認するようにしましょう!